ゴルフ7 ドアグリップパネルの交換方法

ドアグリップパネルの交換方法
ゴルフ7のドアグリップパネルは、ドア内張りを固定するトルクスネジの化粧板の役割を兼ねていて、ドア周りの整備やカスタムの際に頻繁に脱着する部品です。そのため、誰でも簡単に脱着できる構造になっており、すでに何回か脱着作業を経験されているオーナーさんも多いと思います。
内装リムーバーが一本あれば、簡単に取り外しできますが、パネル上段を固定している爪が非常に折れ易いため、少しだけ注意が必要な作業になります。
また、パネルは計4枚の構成ですが、フロントドアとリアドアの区別は無く、共通の部品が使用されています。左右のドアで対称の形状になっており、4枚とも脱着方法は同じです。
1. ドアグリップパネルの取り外し
1-1. ドアグリップの前方(車両のフロント方向)の側面を下から覗くと、工具を差し込むために設けてある切り欠きが見えます。
この切り欠きに樹脂製の内装リムーバーを差し込み、パネルを少しだけ浮かばせます。 (爪を破損する恐れがありますので、力の加減にご注意ください。)
※ グリップパネル裏側には、切り欠きの位置の上の方に爪が一本ありますが、最初に切り欠きを利用してパネルを持ち上げる時にこの爪も同時に外れるようになっています。しかし、爪の受け側の成型に個体差があり、側面をこじ開けても同時に外れない場合が非常に多いです。無理して外そうとすると爪が折れてしまいますので、爪のところはそのままにしておいて、次の手順へ作業を進めてください。(画像のように、爪の引っ掛け部分が後方を向いているため、前方から工具を差し込んで外すことはできません。)
また、このパネルはドア内張りを外す時に頻繁に脱着する部分ですので、過去にオーディオカスタム等のためにドア内張りを脱着したことがある車両は、すでに爪が折れている可能性が高いです。
なお、当店のパンチングレザーのドアグリップパネル製品では、加工工程の都合上、この爪を予めカットした状態で革巻きしてあります。爪が折れた状態でもパネルの固定に何ら支障はありません。
1-2. 最初に広げた隙間を下側に広げるイメージで、内装リムバーを下側にずらしながらグリップパネル前方を全体的に浮かばせます。
1-3. 続いてパネルを車両前方の方向に少しずらすと、ドア内張りからグリップパネルが外れます。
最初の手順で爪がうまく外れなかった場合は、パネル前方と後方(手前の方)を全て外した状態で、矢印の方向から内装リムーバーを差し込み、爪を押しながらパネルを手前方向に引っ張ってください。
この外し方が爪を折らずに脱着できる最も安全な取り外し方ですが、稀に爪の受け側の変形等が原因で、どのようなやり方でも爪が外れない場合があります。その場合は爪を折るしか方法はありません。この爪が折れた状態でもパネルの固定に支障はありませんので、ご安心ください。
2. グリップパネルの取り付け
2-1. ドア側の手前の方の爪にパネル側の窪みを合わせてはめ込みます。
2-2. パネル前方をドア側に押し込み、パチンパチンとはめ込んでいきます。
※ 前述の通り、パンチングレザーのドアグリップパネルは、パネル前方の切り欠き付近の爪を予めカットした状態で革巻き加工を施してあります。
ドア側とパネルの間に隙間が無くパネルがしっかり固定されていることを確認します。
交換作業は以上で終了です。
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